筐体内2箇所の温度監視、筐体ファン4台の動作監視・制御、ACリカバリ時の安全ブート、絶縁型外部警報出力します。
高信頼システムのマザーボード、CPU、CPUクーラ、その他ほとんどのコンピュータ構成要素はマザーボード、あるいはアプリケーションソフトウェアで監視されるようになりつつあります。しかしそれ以前に、それらすべての設置基盤として最も完璧であるべきシャーシ(ケース)はマザーボードとのインタフェイスが無く、放置されてきました。GHA-CTH01Aはマザーボードやソフトの手が届かない筐体の温度を監視し、重要な筐体の冷却系ファンの監視・管理を行います。また、ATXシステムにおける停電復帰時の自動システムブート条件を、ブート前にBIOSに頼る矛盾を除いて、安全で確実なシステムを実現することが可能です。
■特長■
- M/BやOSの主類に無関係に(スタンドアローン)動作
- ソフトウェアドライバ不要
- シャーシ内の温度を常時監視
- シャーシファン回転を常時監視
- 一部のケースファンをシャーシ内温度でON/OFF可能
- シャーシ内温度でON/OFするファンで温度警報遅延
- 異常検出時可視・可聴ならびに絶縁端子に警報出力
- 温度、ファン監視を個別にON/OFF設定可能
- 監視温度を40℃/50℃/60℃に選択設定可能
- AC受電でシステム起動するACリカバリ機能
仕 様 | 温度管理機能 |
監視内容 | 筐体内温度 x2点 筐体ファン(3ピン式) x4台 |
異常温度監視点 | 3点から設定・・ L: 約40℃ M: 約50℃ H: 約60℃ |
ファン動作監視 | 回転数を監視、回転数低下時警報を出力 |
温度上昇連携ファン駆動 | ファン4台中の2台は常時駆動/温度上昇(異常)字駆動を設定可能 |
温度異常の遅延警報 | 温度異常駆動ファンにより、温度異常警報を一定時間遅延。 |
異常監視の有無設定 | 各温度センサ、ファンは個別に異常検出の有無設定可能 |
点滅ならびに可聴警報 | ファン異常、温度(遅延)警報発生時は異常LEDを点滅、ブザーを鳴動 |
筐体異常信号出力 | 外部監視機器へ筐体異常を絶縁型で出力 |
仕 様 | ACリカバリ仕様 |
電源対応 | ATX電源 |
マザーボード対応 | ATXマザーボード |
手動ブートモード | ATXモード ATモード(トグル) ATモード(モーメンタリ) |
ACリカバリ | 停電復帰時、ATXシステムの自動ブート |
仕 様 | 一般仕様 |
電源接続 | 3.5インチドライブ用電源コネクタから受給 |
動作温度 | 0℃ -- 70℃ |
寸法 | 26(H) x 101(W) x 120(D) mm |
添付品 | LED表示モジュール サーミスタセンサ x2本 絶縁型出力用ケーブル付端子台 ACリカバリケーブル x1本 |