自分は耳垢が少ないと思っていても油断できません
写真は両方とも、自分は耳垢が少ないと思っていた方の補聴器の音口の耳垢ガード部もの音が出てくる穴がほぼ耳垢で塞がれてしまっています・・・
●汚れは耳垢ガードに● ・・・ガードを外してみたら、こんなことに。
「ブラシで綺麗にしている、心配ない・・」
・・いいえ、ブラシで押し込んだ耳垢がガードの裏側で、麺打器から押し出された耳垢スパゲッティみたいになった例です。補聴器は全く聞こえなくなり、汚れが補聴器内部に入れば、耳垢で補聴器の寿命は短くなります。
●無理なブラッシングは汚れを押し込みます● 上の例のように、汚れをブラシでそぎ落とそうとすると、耳垢などの汚れが耳垢ガードより補聴器内に送り込まれたり、押し込まれたりしかねません。ここまで汚れが溜まる前に、毎日お休み前に予防保守=補聴器を吸引式クリーナでクリーニングしましょう。ほんの1,2分の時間があれば完了です。 更に、汚れがこびり付いたらベントピックを併用、その後、吸引クリーナで汚れ分を吸引しましょう。
長期間使った耳垢カードは粘着物が付きやすくなります。時にガードも新しくしましょう。
●吸引式の特徴● EVC(EagkleVAC)シリーズのバキュームクリーナ、つまり吸引式の掃除具はシリンジ(吸引筒)に装着したニードル(吸入管)から空気を吸い込みます。塵状や埃状の汚れは、空気とともに吸い取られるので、補聴器の穴や隙間の内部に汚れを送り込むことがありません。 毎日の吸引クリーニングは汚れを残さず、写真の様な頑固な汚れに苦労することがなくなります。
●水がフィルタのEagleVACの特徴● 耳垢などが滞積して吸引路を徐々に塞ぐタイプのクリーナと異なり、水をフィルタにした湿式濾過方式のEagkleVAC吸引クリーナは、汚れの滞積による吸引路の詰まりがありません。従って、無理に吸引力を上げる必要が無く、補聴器にやさしい穏やかな吸引でクリーニングが可能です。
●ブラシやベントピックの併用● マイクロフォンやスピーカの穴の内壁にびり付いた汚れは、ブラシやベントピック(太さ0.5ミリ程度の釣り糸 ≒ ナイロンテグスが代用できます)でこすり落として、塵や埃状にし、これをバキュームクリーナで吸い出すと効果的です。 また、ニードルは添付のもの以外にも、様々な太さのものをお求めになれます・・・予備品類はこちらをクリック